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【札幌版】いいとこ取りの西18丁目 引越しおすすめエリア最強説

転勤や進学で初めて札幌に引っ越すという方や、今も札幌に住んでいるんだけど住環境を変えたい方へ、札幌市内のオススメエリアを個人的な視点都市計画的な視点からご紹介します。

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バリオススメは西18丁目エリア

札幌の中心部である大通と、人気の高い円山のちょうど中間に位置する西18丁目エリア地下鉄東西線)が私のオススメです。少し回りくどい説明になりますが、円山エリアや都心部である大通との関連性もありますのでそちらから解説していきます。

大人気の円山エリア

円山エリアはランキングでも常に上位に位置する円山エリア。緑豊かな北海道神宮(パワースポットとしても人気)があり、その名の通り円山という山がひょっこり立ちはだかる街並みが魅力です。また、おしゃれな雑貨屋やカフェがたくさんあるというイメージも多いかと思います。こんなところに?というような建物と建物の間を通った奥にある隠れ家的なお店などがあるのも魅力ですね。

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円山の魅力「ミクストユース」とは

円山エリアには1階が店舗、2階から上がマンションになっている建物が多いですよね。商業と住居、そしてオフィスなどがうまく混在している地域です。このように様々な用途を混在させることを「ミクストユース」といいます。朝晩は出勤や通学などで人が行き交い、日中は買い物や遊び(外食したり公園へ散歩したり)で人が行き交うため、どの時間帯も人口密度が高いことが街としての「賑わい」となります。本来は戦略的に用いられる都市計画の手法なのですが、円山エリアはミクストユースが自然と形成されたエリアだといえます。

都心部の魅力「大通」

大通は地下鉄南北線東西線東豊線が交差する中心地であり、説明するまでもなく札幌の中心部として最も栄えているエリアです。緑豊かな大通公園は人々の憩いの場となっております。買い物をしたり美味しいものを食べたりと様々な遊びができますし、昼夜問わず楽しめるのが都心部としての魅力です。もちろん住みたい街ランキングでは円山と同様にいつも上位にランキングしております。 

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「20分圏内コミュニティ」とは

ちょっと歩いて行こうかなと思える距離ってだいたい10〜20分ぐらいですよね。スーパー、雑貨屋、飲食店、公園や広場、職場や学校が、自宅から徒歩や自転車で行ける範囲内にあればとても便利です。このようなエリアを形成することを「20分圏内コミュニティ」と呼び、札幌の姉妹都市であり、都市計画のお手本として世界から注目されている都市、ポートランドで採用されている都市計画の手法です。徒歩や自転車で移動することができれば二酸化炭素の排出削減や、人々の健康増進にも効果的だとされております。

大通と円山のいいとこ取り「西18丁目エリア」

20分圏内コミュニティを札幌に当てはめて見ましょう。徒歩20分を距離に換算すると約1.6kmほどです(徒歩1分=80m)。西18丁目駅を中心に考えると東側は大通あたりまで、西側は円山公園北海道神宮あたりまでがおよそ20分圏内となります。円山や大通の人気の理由は先述した通りですが、その人気エリアを20分圏内に擁している西18丁目というのが最強にオススメしたいエリアだというのが私の持論です。

選び方・探し方

駅からの距離にもよりますが、円山や大通に比べて家賃相場も低めです。地下鉄だけではなくバスや市電を使うことも視野に入れると選べる幅は広がります。車を所有されている方でよくあるのが住みたい部屋はあったけど駐車場が見つからない(または賃料が高過ぎる)ケースですが、それも少し駅から距離が離れたエリアで探すことで現実的な相場のお部屋が見つかると思います。

ちなみに、住みたい街ランキングの上位を占める円山エリアと大通エリアですが、実際にはこんなところに住めたらいいなという「憧れエリア」であり、「引越しする人にオススメするエリア」としてアンケートを取ったらまた違う結果になると思います。

まとめ

私自身はしばらく北区民でした。しかし、休日にフラッと訪れるのは円山方面のカフェや雑貨屋。いつからか円山方面への引越しを考えるようになり、最終的に決めたのは最寄り駅が西18丁目駅(東西線)の南円山エリアでした。住んでみると円山の魅力を楽しみながらも、都心部である大通りと近い関係にある西18丁目のあたりが立地的に最強なんじゃないかと思うようなりました。今でも買い物したり、カフェに行ったり、充実した休日を過ごしたけど、実は南円山から出てなかった、なんて日がよくあります。手の届く範囲のもので楽しめるのはいいものです。そんな私自身の実体験に加え、都市計画的な視点から見た西18丁目の魅力を解説してみました。引越しを検討されている方の参考になればと思います。