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【2級建築士製図】早いけど雑 or 綺麗だけど遅い人たちへの処方箋

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早いけど雑 or 綺麗だけど遅い 人たちへの処方箋

結構この2パターンで悩まれる方が多いです。

  • 作図は早いけど、仕上がりが雑
  • 作図の仕上がりは既に合格レベルだけど、時間がかかる

二人いれば足して2で割ってあげれば済む話ですがそうもいきません。実は両者とも早いか遅いかの違いがあるだけで「マイペースでしか描けない」という共通の問題を抱えています。前者はもしかしたら「時間内に描く=急いで描かなければならない」ことに囚われていて線や文字が雑になっているかもしれませんし、後者は「綺麗に描かなければならない」という完璧主義者な方が多いように見受けられます。

「早いけど雑な人」がやっておくべき練習

「早いけど仕上がりが雑だ」と指摘される方は、まず時間は度外視でMAX丁寧に描いてみること。それがどんな仕上がりになるのか、そしてどれくらい時間がかかるのかを知りましょう。「自分も丁寧に描けばこれくらい綺麗に描けるんだ」と知ることができた場合、作図時間に少し余裕があるなと感じたときには、その時間を活用して仕上がりレベルをあげることが出来ます。逆に時間がないときはスピードを活かし、時間内に描き上げることが出来ます。

「綺麗だけど遅い人」がやっておくべき練習

逆に「綺麗だけど遅い」という方は、どんなに仕上がりが雑でもいいので時間内に急いで描いてみる。それがどんな仕上がりになるのか知りましょう。多少雑になったとしても自分が思っているほど雑ではないんですよね。周りと比較すればわかります。それで作図スピードをコントロールできるようになれば理想的です。「時間がない!」と思っても、あの時やったようなスピード感で作図をすれば間に合う!という気持ちの余裕にも繋がります。時間を意識してやった時の練習が、一つの選択肢となるのです。

まとめ

自分の実力の両極端(綺麗に描いた場合、急いで描いた場合)を知ることで、本番で臨機応変に対応できるようにしておくことが重要です。マイペース=ワンパターンのやり方しか出来ないと、思わぬ展開になった時に対処できません。まさに試験元はそれを狙っています。問題が発生した場合にどのような判断を下すか。限られた時間の中で、自分の頭で考えて判断することができるか。そこで優劣をつけて合否を決めるわけです。