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建築設計と映像制作

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Creative Life Work

【2級建築士製図】本番に強くなるための時間管理法

試験開始から終了までの「全体の流れ」を把握する

試験本番では時間内に描き上げなければ採点の土俵に上がることができません。どんな状況においても時間内に書き上げることが最優先事項となります。そのため、普段の練習の時からエスキス開始から作図完了までの全体の流れを意識しながら作図をすることがとても重要です。

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関門通過を意識する

長距離のマラソン大会では、一定の距離ごとに関門が設けらています。決まった時刻までに関門を通過しなければ強制的にリタイヤとなります。無事にゴールするためには、常に自分のペースを意識しながら走ることが求められます。

 

製図の試験も同じで、関門を通過する時刻を常に意識しながら描くことがとても重要です。時刻を意識せずにただ急いで描くことは、時間も現在地もわからないままマラソンをするようなものです。それでは自分なりに精一杯走ったところで無事にゴールできるかどうかわかりません。

「時間」ではなく「時刻」で管理する

  • STEP 1 手順を覚えて自力で描けるようになる
  • STEP 2 目標時間内に描けるようになる
  • STEP 3 (経過時間ではなく)時刻を意識しながら描けるようになる

エスキスを終える時刻、平面図、伏図を終える時刻、立面図、矩計図を終える時刻を、マラソンで言うところの関門として考え、その目標時刻までに通過することを目標に練習をしましょう。

本番で力を発揮するための練習方法

まずは、本番で使う腕時計を用意します。本番と同じ開始時刻に時計の針をセットしてエスキスや作図をスタートし、終了時刻を意識して練習を重ねます。ここで大切なのは経過時間ではなく時刻で管理すること。もしエスキスで時間がかかってしまった場合は作図のどこかで挽回しなければなりません。逆にエスキスが早く終わり作図に時間をかけれる場合は、どういう時間配分で作図の密度を高めて美しく描くかを考えましょう。うまくペースをコントロールできれば、本試験でどんな状況になったとしても描き上げることが出来るようになるでしょう。時計をセットするのに一手間かかりますが、本番でいつも通りの力を発揮するためにも、出来るだけ本番に近い状況で練習を重ねることが重要です